クレディア(フロックス)に対する過払い金請求
クレディア(フロックス) 過払い金請求の状況
クレディアは、平成19年9月21日に民再生手続の開始決定を受けました。
再生計画の内容は、平成19年9月20日以前の過払い金のうち40%を再生債権として払うというものでした。
ただし、30万円までは全額弁済されます。
平成19年9月21日以降に発生した過払い金は、共益債権といい法律上は全額支払わなければなりません。
しかし、クレディアは、「減額してくれ」と、しつこく言ってきます。
基本的には、訴訟を起こさないと過払い金回収の話は進まないのではないかと思われます。
訴訟提起後にクレディアからくる和解案は、再生債権の全額に、共益債権の十数パーセント程度を加えた額ぐらいです。
和解案を蹴って判決をもらうと、再生債権の全額を払うから(共益債権を払うとは言ってきませんでした)和解書に署名してほしいと連絡がありました。
「判決が出ているので和解書は書きません」と言って和解書への署名を拒否すると、依頼者本人の預金口座に全額ではありませんが、振込んできます。
時期は判決が確定してから3か月後です。金額は、再生債権全額と、共益債権の十数パーセント程度でした。
それから、半年後、クレディアから連絡があり、「残りの共益債権を半額程度で和解してほしい」と言われました。
これを断ると、1か月後ぐらいに、未払いの共益債権を全額、依頼人の口座に振込んできました。
(注)現時点での状況ですので、今後、同じ対応がされるとは限りません。