住宅ローンが払えなくなった

住宅ローンが払えなくなった

不況による減収で、住宅ローンの支払が難しくなった場合は、個人再生や自己破産などの手続で解決が図れるかもしれません。

住宅ローン以外の借金を圧縮できれば払えるとき

住宅ローン以外にも、消費者金融やクレジット会社から借金があって、これらの返済額を少なくすれば、住宅ローンが払える場合、小規模個人再生などの手続が考えられます。

住宅ローン以外の借金が５００万円あったとして、小規模個人再生手続が使えれば、この５００万円を１００万円に圧縮できるかもしれません。１００万円を３年の分割で返済して行くので、月々約３万円の返済になります。

この約３万円の他に、住宅ローンを支払っていければ、住宅を手放さなくて済むかもしれません。

住宅を手放すケース

小規模個人再生の手続を使っても返済が困難な場合や、住宅を手放すことも止むを得ないと考えている場合、自己破産の手続をすることが考えられます。

自己破産をする場合、住宅は住宅ローン会社によって競売されるか、もしくは任意売却という手続をして売却します。

自己破産をしようと決めてから、住宅が競売などで売られるまでは数ヶ月程度の期間がありますから、この間は住宅に住んでいられます。

自己破産をするのであれば、住宅ローンの返済も止めますので、その間に引越費用などを確保します。

また、不動産屋に頼んで任意売却の手続を取った場合は、競売するより高く売れるケールが多いので、住宅ローン会社が引越代を捻出してくれることもあります。